うめ海鮮
田中 邦明様

紀州南高梅をはじめ、まぐろなど、地域の名産品を取り扱う、和歌山県東牟婁郡の株式会社うめ海鮮は、災害による実店舗での売り上げの低迷をきっかけに、ビジネス主体を観光客をターゲットとした対面販売から、インターネット通販へとシフトされました。その過程で、どのような試行錯誤を重ねられたのか、またAmazon出品サービスをどのようにご活用頂いているのかについて、代表取締役の田中邦明様に伺いました。
一つの商品が売れると別の商品の販売にも繋がっていく、Amazon独特の売り方を掴む

Q: 実店舗での販売も行われていますが、インターネットでの販売を始められたきっかけは?

立ち上げ当初は実店舗での販売がメインでした。インターネットでの販売も行っていましたが、運営は他社に委託していましたし、売り上げは大きくはありませんでした。転機となったのは2011年。3月の大震災以降、実店舗の売り上げが昨年対比で3割ほど落ち込みました。さらに9月に紀伊半島を襲った台風の影響で、観光シーズンにお客様がほぼゼロという状態となり、とどめを刺されてしまったような感じでした。

そこで気付いたのが、観光客を待つだけのビジネスではダメだということでした。仮に観光客が戻りはじめたところで、いつまた同じような状況がやってくるかもしれないと考え、インターネットでの販売を中心にビジネスを展開していくことに決めました。

Q: Amazonでは2009年から出品を開始されていますが、当初はやはり、梅干しの販売がメインだったのでしょうか?

最初に売れ始めたのは、「とうがらし梅茶」でした。あまり特徴のある商品ではなかったですし、我々も何が響いているか分からなかったのですが、売れ始めたなと気付いた頃に、画像や説明文の差し替えを行ったところ、注文数がどんどん増えていきました。次にヒットしたのがお菓子です。こちらの商品は、プロのカメラマンに撮影してもらった画像をアップしてみたところ、注文が入りだしました。

Q: Amazon出品サービスでの販売を維持・強化するために工夫されていることは。

キーワードや画像の差し替え、金額の調整などはこまめに行うようにしています。1商品が売れてくると、別の商品の販売にも繋がっていくというのは、Amazon独特の売れ方ですね。ですので、売れゆきの芳しくない商品があれば、徹底的に研究して手を加えるようにしています。

色々と試行錯誤を重ねて気づいたのは、「当たり前のことを一つ一つきちんとやる」ということの重要性です。周囲にも「インターネットではモノが売れない」と嘆く人がいるのですが、そういう方の商品ページを見てみるとやはり何かが足りないのです。インターネットは、情報を掲載しておけば売れる、と思われがちですが、やはりやるべきことをきちんとやらないと売り上げには繋がらないですね。
お客様へのきめ細やかな対応を心掛け、今では3-4割がリピーターからのご注文に

Q: 「梅干し」という商材を扱われている企業は他にも多数あると思いますが、そのような中でも売り上げを順調に伸ばされている御社の差別化ポイントは?

販売に関しては、前述の通り、画像やキーワード、説明文などをきちんと作り込むこと。インターネットでの販売に本腰を入れ始めたタイミングで商品写真は全て撮り直しをしましたし、キーワードや説明文に関しても研究を重ねました。それだけで、検索される回数が10倍ほどに跳ね上がりました。あとはやはり、「うめ海鮮」から購入している、ということを印象付けられるよう、お客様へのきめ細やかな対応・フォローを心掛けているところでしょうか。そのような努力の甲斐もあって、今では3-4割がリピーターの方からのご注文です。

Q: 今後の課題や展望についてお話しいただけますか?

これからも、さらなる売り上げの拡大を目指したいと思います。また、自社の成功だけでなく、周囲の方の販売も支援していければと考えています。これまで試行錯誤を重ねてきた分、弱点や改善すべきポイントがある程度つかめてきましたので、そういった点を地域の販売者の方にも伝えていきたいですね。なるべく最短距離で売り上げを伸ばすためのサポートができればと考えています。

Q: Amazon出品サービスの利用を検討されている方に一言お願いします。

Amazonは広告費をかけずに、利益につながる売り上げを伸ばせます。そこが他のショッピングサイトと異なる点だと思います。他のショッピングサイトだと、広告費を投入すれば、ある程度簡単に売り上げは伸ばせますが、それでは利益が残りにくい。Amazon出品サービスの利用価値はそこにあると思います。